2015年11月15日、ＡＭＤＡは「平成27年度総社市防災訓練」に参加しました。ＡＭＤＡは総社市と「大規模災害発生に関する連携協定」を締結していることから、災害発生直後に必要な講習を毎年実施する形で訓練に参加しており、今回で3回目になります。
今年度の防災訓練は同市原の維新小学校で実施され、自治会長など学区のリーダーを中心に約30人が訓練に臨みました。午前9時40分から、グラウンドでの「初期消火訓練」で土のう袋作りに取り組んだ後、午前10時からは場所を体育館に移動し、講義形式の訓練でＡＭＤＡは「避難所運営講習」を実施しました。講師を務めた成澤理事長は、避難が長期化した東日本大震災を例に挙げながら「避難所運営には、初動期～復興期の4段階がある。時間の経過とともに避難所に求められるものも異なってくるので、状況の把握と工夫が不可欠」と資料を使いながら解説。併せて、今後起こりうる南海トラフ地震などを想定した避難所の在り方も提示しました。
この他にも館内では、岡山県立大学消防応援隊学生の発表や、グラウンドでは日本レスキュー協会や自衛隊、消防署が地震で倒壊した家屋や、高い建物に取り残された人を助ける訓練のほか、地元消防団の合同放水訓練なども行われました。