徳島県美馬市で行われた検証訓練を見学


AMDAは6月28日に行われた徳島県美馬市令和6年度災害対策本部運営・BCP*最適化検証訓練を見学しました。

美馬市とAMDAは2015年に「大規模災害時の支援に関する協定」を締結しています。今回、AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム運営委員会委員長である林秀樹医師(医療法人芳越会理事長)にお声がけいただき、見学が実現しました。

同プラットフォーム協力医療機関であり、南海トラフ災害発生時には美馬市・阿波市の避難所に医療者を派遣予定の社会医療法人全仁会 倉敷平成病院から計4人が訓練の見学に来られました。その中のお一人、板谷尚昌事務長は、「林秀樹先生からお声がけいただき見学に来ました。当院は現在、BCP作成に取り組んでいます。今日はBCPの訓練でもあるということだったので、BCP作成担当者を連れてきました。担当者それぞれ、訓練を見て学ぶことも多く、大変勉強になったようです。職員状況を把握する方法など、今後に応用できそうな情報も得られました。他にも、有事に職員を招集する際、単に呼びかけるだけでなく、各家庭によって状況が違っても、呼びかけに応えてもらえるような環境を整える必要がある、という気づきもありました。例えば、子どもがいる家庭であれば、子どもを連れて来られるよう場所の確保が必要になります。今回得たことを今後の当院での取り組みにも活かせていけたらと思っています。」と感想を述べられました。

*BCPはBusiness Continuity Plan(事業継続計画)の略。自然災害、大火災、テロ攻撃などの緊急事態に遭遇した場合において、事業資産の損害を最小限にとどめつつ、中核となる事業の継続あるいは早期復旧を可能とするために、平時に行うべき活動や緊急時における事業継続のための方法、手段などを取り決めておく計画のこと。(中小企業庁ホームページより)