南海トラフ災害対応プラットフォームでは、2021年12月27日(月)に兵庫県養父市と連携協力に関する協定の締結を行いました。
今回の協定締結には、AMDA政策担当顧問の光多 長温(公益財団法人都市化研究公室)様、AMDA政策担当顧問の後藤 和雄様、AMDA政策担当顧問の竹内 洋二様の多大なご尽力により無事に執り行われる事とまりました。
今回の協定締結につきましては、特定非営利活動法人AMDAが、大規模災害が発生した場合等に国内外の地域社会に貢献することを目的とし、養父市が被災した場合はもちろん、全国各地で大規模な災害等が発生した場合などに、自治体が担うべき相互扶助を達成するために、双方が連携協力することを目的に協定締結を行っています。
今回の協定締結で基礎自治体の数は、2県と10市、6町で18件となりました。
【参加者】(敬称略)
兵庫県養父市
広瀬栄市長、山下吉正副市長、小井塚裕二経営企画部長
世登秀明健康福祉部長、井上剛市民生活部部長
津崎宏行防災安全課長
宿南自治協議会
維田浩之会長、多田勝俊事務局長
特定非営利活動法人アムダ(AMDA)
菅波茂理事長、大西彰
政策担当顧問
光多長温、後藤和雄、竹内洋二
前日の雪でJRは運休となり道も冬タイヤの規制がかかる状況となっていました。
AMDAの公用車はスタットレスタイヤに交換して、念のためにチェンを積込んで移動を行いました、予定より20分遅れましたが無事に到着出来ました。
養父市のふれあいセンターで、宿南ふれあい倶楽部の方より「平成16年10月の台風23号による被災状況等」で宿南地区水害対策促進期成同盟会での活動報告と池田草庵と青谿書院の説明をされ、地域では、青谿書院池田草庵先生の教えを今も地元宿南小学校をはじめ、養父市内のすべての小中学校で実践されて草庵の日を設けているそうです。
今後は、南海トラフ災害対応プラットフォームで協定を締結している四国側の子供達とも災害を通じて草庵の教えなどを相互で学ぶ交流を行って行けたら良いなどの話がされました。
協定締結式で、養父市長から南海トラフ災害で被災者の受入れにも協力をしていくようにしていきたいと発言がありました。
協定締結式後に市長室での雑談のなかで、養父市で毎年行われている、「やぶ医者大賞」の表彰式(2021年7月に第8回)を開催している話題が出ました。
養父市では、「薮医者の語源が、養父の名医」であることにちなみ、名医の郷として「やぶ医者大賞」を実施いたします。この賞は、へき地で頑張っている若手医師にスポットを当て顕彰することにより、若手医師を育てるとともに、へき地の医療に携わることの魅力を発信し、へき地における医師の確保と地域医療の発展に寄与することを目的とします。
コメント:AMDA政策担当顧問 光多 長温 様(公益財団法人都市化研究公室 理事長)
兵庫県養父市は、国家戦略特区やPFI方式・CM方式等様々な官民連携スキームを活用して中山間地域の地域創生モデルを積極席に創っているが、この度、アムダとの災害支援協定を締結することにより、地域間災害支援に大きな一歩を踏み出した。アムダがこれまで形作ってきた「地域間で、援け、援けられる」ネットワークが更に大きな輪になったことで、アムダの災害支援活動にも大きな支援材料となるものと期待される。
文:南海トラフ災害対応プラットフォーム合同対策本部 本部長 大西 彰