2月11日、AMDAは協定を締結している徳島県が主催する、令和元年度徳島県災害医療コーディネーター研修に、AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム運営員会委員長である林秀樹医師(医療法人芳越会理事長)、同委員会副委員長鈴記好博医師と他2名が参加しました。
徳島県災害医療コーディネーター研修は、発災後の刻々と変化する被災地の状況を把握し、急性期から中長期的な医療体制への円滑な移行を図るため、被災地の医療を統括・調整する災害医療コーディネーターの強化を目的として開催されています。被災地に入る外部の団体が災害医療支援活動を行う際、どのような仕組み・調整の下で活動を行うのかを再確認しました。また、本番さながらのシミュレーションで、災害医療調整本部側の立場にたった情報収集、調整訓練を経験することができました。
【参加者の声】
AMDA南海トラフ災害対対応プラットフォーム運営員会委員長
医療法人芳越会理事長 林秀樹医師
東日本大震災以後、色んな災害対応チームが出来ました。それを活かすべく行政を中心に連携の取り組みが始まりその核となるのがコーディネーターです。各県で研修会が開催されるも人気が高く、今回AMDAを参加させて頂いた徳島県には厚く感謝致します。各災害が起きる毎その体制は進化し、国、県、市町村が今後もどの様に活動するかを知り、また自治体組織で及ばない民間ならではの即応性を生かせられる様、連携をさらに深めましょう。
AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム運営委員会副委員長
鈴記好博医師
2020年2月11日の徳島県災害コーディネーター研修会に参加させていただきました。
グループに分かれての座学から実践さながらのワークショップで、災害保健医療調整本部での受援コーディネートを教えてもらいました。ワークショップはいずれも良く準備されているもので、1日があっという間でした。ACT研究所による災害コーディネーター研修は、僕は2回目の受講となりましたが、スキルのブラッシュアップができてよかったです。
AMDA南海トラフ災害対応プラットフォーム自治体連携統括
篠原隆史救急救命士
災害医療コーディネーター指揮本部の立ち上げと初動体制の確立について知識を深めることができました。私達医療支援を担う民間組織としても、どこに行って誰に指示を仰ぐのかがなかなか解らないのが実情です。他にも、支援を必要とする人達がどこにいるのか。その場所に到達する最短時間のルートはどれなのか。教えて頂きたい情報は山積です。今回の研修でその糸口が少しだけ見つかった様な気がしています。チョットだけ前進です。