2019年1月19日、平成30年度全日本病院協会救急災害訓練が全日本病院協会・全日本病院協会徳島県支部・ホウエツ病院主催、徳島県医師会・徳島県・美馬市共催でホウエツ病院及び4つの会場で実施され、AMDAスタッフも参加しました。
全日本病院協会は、災害時医療支援活動班(AMAT)を持ち災害時の急性期~亜急性期において災害時要援護者にも配慮した医療救護活動を実施できる医療チームとして協会会員病院支援・災害時要援護者支援・患者の病院間搬送を担います。
南海トラフ地震が発生した場合、四国は発災当初、外からの陸路・海路を使用した支援は難しい事が予想されています。
特に徳島県民は約87%が沿岸地域に居住し、自衛隊・海上保安部・防災ヘリ・警察ヘリ・ドクターヘリが1つに統制されお互いが連携しなければ被災された方々を搬送できません。この中で緊急の医療を要する方をホウエツ病院ヘリポートへ空輸、また徳島県内で対応困難な方を県外へ搬送します。AMDAは地元の相互扶助組織である「地域連携の会~絆~」との関わりが強い福祉避難所として指定されている「特別養護老人ホーム家康」で福祉避難所の救護室立ち上げ及び施設内の巡回を担当し、緊急医療が必要な方をホウエツ病院へ搬送するという訓練を行いました。
これらを実現する為に徳島県・美馬市・徳島県西部総合県民局・関西広域連合・美馬保健所・徳島県警察本部・美馬警察署・美馬市消防本部・DMAT・陸上自衛隊第14旅団・徳島県消防防災航空隊・海上自衛隊・徳島県医師会・地域連携の会~絆~・AMATなどが集まった大規模訓練となりました。