2016年9月29日には、第一回事前訪問交流として、黒潮町から大西黒潮町長と役場職員2名、AMDAグループ代表菅波ほか3名が南海トラフ災害緊急支援に協力くださる学校法人川崎学園を訪れ、川﨑誠治理事長をはじめ9名の方々に迎えていただきました。平時に事前交流を行うことで、お互いに理解を深め、有事の際、混乱の中でも物事が進められる関係を築くことを目的としています。
事前交流では、黒潮町を襲う津波が最大で34mと全国で最も高水位の予測が出ていることなど、黒潮町長から町の紹介があった後、川﨑理事長から、「川崎学園からも代表者が事前に黒潮町を訪れることを前向きに検討していきたい」と黒潮町長に伝えられました。また、川崎学園としては黒潮町と中長期的な関係を構築していきたい思いがあり、学生が災害について学ぶ機会を黒潮町で提供できればと考えている旨をお伝えされたところ、黒潮町も協力していきたいと前向きな姿勢を示されました。最後に、私たちも災害時に医療チームをお迎えする準備を進めていきたい、と黒潮町長が抱負を述べられました。
今後もAMDAでは、南海トラフ災害による被災が予測されている被災地と緊急支援にご協力くださる医療機関、スタッフとを事前に繋ぐことで、実際に災害が発災した時により多くの被災者が救うことに繋がると信じ、今後も対応準備を進めていきます。